柄澤 齊 新作展「Comedia」

その眼は星よりもかがやき

その眼は星よりもかがやき
和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ  2018/2019

われを経て悲しみの都に

われを経て悲しみの都に
和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ    2018/2019

落ちる水の響きか

落ちる水の響きか
和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 2018/2019

小暗き森のなかを

小暗き森のなかを
和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ  2018/2019

彼方の岸 とこしえの夜へ

彼方の岸 とこしえの夜へ
21.2×5.8㎝ 和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 218/2019

恋により世を遂われしもの

恋により世を遂われしもの
9.5×7.6㎝ 和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 2018/2019

大気を圧して泳ぎくるもの

大気を圧して泳ぎくるもの
7.4×23.5㎝ 和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 2018/2019

崩れた橋に至りしとき

崩れた橋に至りしとき
10.3×26.2㎝ 和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 2018/2019

かく大いなるもの海の帆にあらず

かく大いなるもの海の帆にあらず
9.8×10.8㎝ 和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 2018/2019

その顔は暁の星のごとく

その顔は暁の星のごとく
12.2×6.9㎝ 和紙に墨、煤、アクリル、コラージュ 2018/2019

黄金の味はいかに

黄金の味はいかに
11.0×13.4㎝ 和紙に墨、アクリル、コラージュ 2018/2019

詩人たち

詩人たち
49.0×43.0㎝ 和紙に墨、アクリル、水彩、色鉛筆 2018/2019

その眼は星よりもかがやき
われを経て悲しみの都に
落ちる水の響きか
小暗き森のなかを
彼方の岸 とこしえの夜へ
恋により世を遂われしもの
大気を圧して泳ぎくるもの
崩れた橋に至りしとき
かく大いなるもの海の帆にあらず
その顔は暁の星のごとく
黄金の味はいかに
詩人たち

出品作家 : 柄澤 齊

1950年 栃木県日光市生まれ
1973年 創形美術学校版画科卒業、日和崎尊夫に木口版画を学ぶ。
1975年 木口版画による最初の個展。
1994年 印刷と出版の工房「梓丁室」を開設。 オリジナル版画集、詩画集などの自家出版を始めるかたわら、コラージュ、モノタイプ、オブジェ、絵画、装丁、装画に取り組み、近年は絵画を中心に制作活動を行っている。

 

著書にエッセー集「銀河に棺」1994年小沢書店、「柄澤齊木口木版画集」1996年阿部出版、長編小説「ロンド」2002年東京創元社、長編小説「黒富士」2013年新潮社。

 

 

美術館での個展

2006年

「柄澤齊展 宙空の輪舞」栃木県立美術館

「柄澤齊展 イメージの迷宮に棲む」神奈川県立近代美術館(鎌倉館)

美術館での主なグループ展

1987年 「現代の版画1987」渋谷区立松濤美術館
1990年 「版画の表現500年」町田市立国際版画美術館
1991年

「箱の世界 THE WORLD OF BOX」水戸芸術館

1992年

「本の宇宙ー詩想をはこぶ容器」栃木県立美術館

1993年

「『日本画』純粋と越境ー90年代の視点」から」練馬区立美術館

1994年

「死にいたる美術 メモント・モリ」町田市立国際版画美術館、栃木県立美術館

1999年

「メディテーションー真昼の瞑想」栃木県立美術館

2000年

「顔ー絵画を突き動かすもの」国立西洋美術館、京都国立近代美術館

2001年

「本という美術ー大正期の装丁から現代のオブジェまで」うらわ美術館

「線の迷宮ー細密版画の魅力」目黒区立美術館

2004年

「ディスタンスー栃木県出身の現在」栃木県立美術館

「木でつくる美術」群馬県立館林美術館

2007年

「天体と宇宙の美学」滋賀県立近代美術館

2008年

「小宇宙への情熱 美浦康重版画コレクション展」神奈川県立近代美術館(鎌倉別館)

2010年

「五線の会展」喜多方市美術館

2012年

「自然と幻想の博物誌」豊橋市美術博物館

「ゆく河の流れー美術と旅と物語」栃木県立美術館

2014年

「ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉」国立国際美術館

2016年

「森羅万象を刻む デューラーから柄澤齊へ」町田市立国際版画美術館